一条寛治のブログ

日本憲法と安全保障について考えるブログです。

雑記(憲法)

とりとめのない憲法の話(軍隊の目的について)

そもそも軍隊は何のために存在するのか。 「軍隊の存立の主たる目的は戦争に際し兵力を以て敵軍を撃破するに存し、随て兵力の使用が主として戦時に在ることは言を待たずと雖も、平時に在りても実力を以て国権に反抗し、国内の平和を紊り警察力を以て鎮静する…

集団的自衛権行使容認の根拠は、憲法前文にある

「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」 ⇒再び敗戦の憂き目に合うことのないようにすることを決意し 「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸…

日本国憲法上諭に見る、無効論

日本国憲法前文第一段落第一文に「日本国民は・・・この憲法を確定する」とあるから、民定憲法であるように見える。しかし上諭には「朕は・・・帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる」とあるから、欽定憲法のようにも見える。 もし日本国憲法が、帝国…

とりとめのない軍事の話(自衛隊について)

自衛隊を軍隊にするには、畢竟、日本国憲法第9条を改廃しなければならない。 他にも軍法会議を設置するには76条を改廃する必要がある。 最高指揮官をどの機関が担うかによって条文を追加する必要もある。普通に考えれば国家元首たる天皇であるが。 いずれに…

日本憲法の基本主義は、帝国憲法、日本国憲法に於て変わらない

憲法の基本原理、あるいは基本原則と呼ばれる「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」は、日本国憲法という成文憲法の基本原則であって、不文法をも含んだ日本憲法の基本原理ではない。 帝国憲法の時代に書かれた『日本憲法の基本主義』(美濃部達吉)…

日本国憲法は、帝国憲法と比較して読むと理解しやすい

「成文憲法の制定は、革命などの政治変動の後、新たな統治に関する基本的法秩序を定める作用である」(渋谷秀樹・赤坂正浩『憲法2統治 第6版』p370) 日本国憲法は、建前としては帝国憲法を改正したものであるが、実際上は新憲法として制定されたのである…

天皇が「国民」に含まれるかは、「国民」の定義による

私は天皇の「退位」には当然反対であるし、譲位にも反対であることは変わらない。 それとは別の問題として、天皇は「国民」に含まられるや否や、という憲法のテキストで論じられるテーマが、国会でも論じられたようである。 www.sankei.com 国家は国民の団体…