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一条寛治のブログ

日本憲法と安全保障について考えるブログです。

【憲法小論】11.国家と国民、統治権を図で表すとこうなる

憲法小論

 国家は国民の団体である。社会契約の前提となるような、対立関係にあるのではない。

 

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 国家は法的に見て、一つの法人であり、権利能力の主体である。自然人と同様に財産権を有し、また国家固有の権利として統治権を有する。統治権とは、命令強制の権利である。

 統治権は国家の権利であるが、実際には国家の機関である政府が行使する。

 権利には義務を伴うから、これに対応するのは国民の服従義務である。服従義務とは、命令に服従し強制を受忍する義務をいう。

 

 統治権は国家の義務でもある。国家が統治権を放棄すれば無政府となり、国家は存立し得ない。

 これに対応するのは国民の幸福追求権である。人類は各々の生命の安全と社会の安寧を確保する為に結合し、其々国家を建てたのである。

 取り敢えずここでは国家の統治義務に対応する語としては、国民の幸福追求権を当てておく。

 

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 国家の作用は、概ね立法、行政、司法に分けられる。

 初めはこれらの権力を政府が独占していた。つまり、政府が定めた法律を、自ら執行するのである。

 政府の外に国民を代表して立法に参与し、行政を監督する機関、即ち議会が発達する。法律を制定する機関と法律を執行する機関とが分掌された

 

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 政府が行う法の執行の中、民事刑事に関する裁判権、即ち司法権を政府から独立させた

 

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