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一条寛治のブログ

日本憲法と安全保障について考えるブログです。

「地政学ブーム」に付いて考えたこと

 昨年から、書店には「地政学」を題材とする著書が多く並んでいる。何故「地政学」が流行っているのか。

 

 そもそも地政学とは何なのか。

 

 「安全保障を地理的な環境から論ずるやり方を地政学と言う」(鍛冶俊樹『戦争の常識』)

 「地政学は、帝国主義の論理です。国家と国家が国益をかけて衝突するとき、地理的条件がどのように影響するかを論じます」(茂木誠『世界史で学べ!地政学』)

 

 このような本が売れるのは、第一に「面白い」からだろう。では何故面白いかと言えば、学校では教わらない、教科書に書かれない歴史が書かれているからだ。更に、国際ニュースを観ても、テレビや新聞では解説されない事件の根本原因を知るヒントになる。つまり、日本人の知的好奇心が地政学ブームを生んだと言えるだろう。

 しかし、これは幕末に禁書とされた国際政治の本が回し読みされたのと似ているかもしれない。そう考えると、日本は既に安全保障上危機的な状況にある。

 更には、学校教育が日本人のレベルに合って居ないことを証明したとも言える。これまでは政府が日本人を「お花畑」に閉じ込めて来たが、日本人は自ら抜け出した。自分の国は自分で守ろう、そのためには先ず、自ら学ぼう。それは正に福澤諭吉の『学問のすゝめ』が説いた通りである。

 

 現在の日本は幕末と同じ状況にあるのではないか。そうであるなら、その後の日本が歩んだ明治、大正、昭和の時代について学び直す必要があるのではないか。ということで、もう少し歴史についての記事を書いていこうと思う。

 

 ▼引用した文献

戦争の常識 (文春新書)

戦争の常識 (文春新書)

 
世界史で学べ! 地政学

世界史で学べ! 地政学