一条寛治のブログ

日本憲法と安全保障について考えるブログです。

明治維新を中学歴史教科書で振り返る ③新政府樹立と祖国統一戦争

1867 大政奉還 王政復古の大号令

1868 戊辰戦争 五箇条の御誓文

1869 版籍奉還 北海道

1870 

1871 廃藩置県 解放令 

1872 学制 (壬申戸籍

1873 徴兵令 地租改正

1874 民撰議院設立建白書 屯田兵

1875 

1876 

1877 西南戦争

 

 

 明治維新は、徳川慶喜大政奉還を受けた朝廷の王政復古の大号令に始まる。

 版籍奉還廃藩置県解放令によって、総ての土地人民を一度に天皇にお返しし、改めて戸籍を作り、知事や戸長(現在の町村長に当たる)を任命した。

 

 国家を維持するには軍事力と経済力が欠かせないが、これには国民の協力が必要である。従って国民は兵役義務と納税義務を負う。そこで徴兵令地租改正が公布された。

 国家が発展するには国民一人一人が自ら学び、考える力を養わなければならない。また、標準語としての「国語」を広め国民を統一する必要もあり、全国に小学校が作られた。特に「邑ニ不学ノ戸ナク家ニ不学ノ人ナカラシメン事ヲ期ス」という学制序文は現代にも通ずるだろう。

 

 戊辰戦争とは祖国統一戦争である。幕府時代には全国に多数の大名が居り、ある程度は幕府の統制を受けたが、実際には各藩は独自の軍隊を整え、通貨も発行していた。国家を統一するには、つまり新政府の権力(統治権)を全国に及ぼすには、旧幕府勢力を一掃しなければならない。一方で旧大名にとって新政府軍は反乱軍であるから、これを掃討しなけらばならない。そこで両者が鳥羽・伏見で激突し内乱(戊辰戦争)となる。

 新政府軍が勝利し、新政府の権力が確立した。この力を背景に版籍奉還廃藩置県が断行され、戸籍が作られ、日本全国が新政府の下に統一された。つまり国家を統一するにはまず軍隊が必要で、国家は軍隊に守られて初めて活動できる。日本国家は政府軍によって統一され、これを基に国家の軍隊に発展させた。

 

 軍事は武士(後の士族)の特権だった。徴兵令によって平民が武器を手に取ることが出来るようになり、それは士族の特権の廃止を意味する。これに不満を持つ士族が反乱を起こすも、「日本軍」に鎮圧された(西南戦争)。