一条寛治のブログ

日本憲法と安全保障について考えるブログです。

日本国憲法前文は、当然に集団的自衛権を認めている。

(最終更新日:2017/11/4)

 

 第二段落第一文

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

 

  「平和を愛する諸国民」とは連合国のことであるが、ここでは広く国連加盟国と解釈していいだろう。我国も国連に加盟し、集団安全保障に参加している。

 もし平和を愛さず、「われらの安全と生存」を脅かす国があるならば、これを排除しなければならない。日本国民は「再び戦争の惨禍が起ることのないやうに決意し」たのであるから、自衛のために戦うのである

 従って第一段落の解釈にあった通り、武力の行使、国の交戦権を否認した第9条は無効であると認め、国際法に基き自衛隊が軍隊として活動出来るよう法律を整えるべきだ。

 

 同第二文及び第三文

 われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 

 国際社会は「専制と隷従、圧迫と偏狭」「恐怖と欠乏」に満ち溢れている。

 われら日本国民は、例えば中共が台湾やフィリピン、ベトナムに対し「圧迫」を加え「恐怖」に陥れようとするならば、我国とこれらの国民が有する「平和のうちに生存する権利」を守るために、共同して防衛するよう努めなければならない

 このことは我国の生存にとって死活的利益となるシーレーンを守ることでもあるため、「再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」た、日本国憲法の精神に合致する。つまり、集団的自衛権の行使を認めているのである。