一条寛治のブログ

憲法と国防について考えるブログです。

北海道の人口と過疎問題

 まずは、日本の人口から。

 

 日本の1㎢あたりの人口密度は約337人(2012年)で、世界的にみても高くなっています。

 しかし、人口の分布にはかなりのかたよりがあります。関東地方から九州地方北部にかけての太平洋ベルトとよばれる地域には、人口が特に集中しています。なかでも東京・関西・名古屋の三大都市には、全人口のおよそ半分の人々が住んでいます。札幌市(北海道)仙台市宮城県広島市広島県・福岡市(福岡県)などの地方中枢都市や、政令指定都市にも人口が集中しています。いっぽう、平野や盆地が少ない山間部や離島・半島などでは、人口が少なくなっています。(日本文教出版

 

 北海道の1㎢あたりの人口密度は約64人(北方領土を除く、以下同じ)で、日本で最も低くなっています。

 人口の分布にはかなりの偏りがあり、札幌市と周辺7市2町に、北海道の全人口のおよそ半分の人々が住んでいます(図1)。また、札幌市、旭川市函館市釧路市の4市で、北海道の全人口の半数を越えます(図2)。

 

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 ▲図1 北海道の人口は約538万人で、 緑色の10市町だけで約270万人になる。

 

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  ▲図2 札幌市、旭川市函館市釧路市の人口の合計は約273万人に上る。

 

 

 日本では、第二次世界大戦後に、農村部から都市部に多くの人々が移住しました。

 その結果、三大都市圏などでは人口が過度に集中して、過密化が進みました。土地が値上がりしたり、交通が混雑したりするなどの問題が発生しています。いっぽう、農村部では人口が過度に減少して、過疎化が進みました。産業がおとろえたり、地域社会を支えるしくみが弱まったりするなど、深刻な問題が発生しています。(日本文教出版

 

 北海道では、国勢調査が始まった1920(大正9)年以降、人口が増加し続け、1995(平成7)年をピークに減少に転じました。一方、札幌市の人口は増加を続けています。

 農村や漁村では人口が過度に減少して、過疎化が進んでいます。産業が衰えたり、地域社会を支える仕組みが弱まったりするなど、深刻な問題が発生しています。例えば、小学校や中学校の統廃合が進み、公共交通機関が減少、廃止となり、商店が減ってさらに過疎化が進んでいます。